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花ちゃんとの出会い⑥

ドアノブに手をかけて
ここで中からカギがかかっていたら・・・
花ちゃんの心の扉に鍵がかかっているってこと・・・



ん?


ん?


んーーーーーー?


ここからは

まるでスローモーションのように

ドアノブは右回りに動いて

どうやら開く気配・・・



「あっ! 花ちゃん? 花ちゃん見つけた・・・」



花ちゃんは便器の蓋にこっちを向いて座っていたて
ぴょこんと肩をすぼめながら
ちょっこっと軽くお尻を浮かして
照れくさそうに
気恥ずかしそうに
緊張した様子で

でも


”はじめまして よろしく” と 心の声が聞こえてきたような


そんな気がして



「花ちゃん、はじめまして。

 やっと会えたね。

 今日は、花ちゃんに会えてすっごく嬉しいよ。

 今日は、花ちゃんに会えたからこれで帰るね。

 また来週くるね」



と言って
ドキドキしながら
ワクワクしながら
ちょっと興奮して気持ちが高ぶった感じで
階段を降りた



そして

1週間後

訪問したとき

花ちゃんは

1階のリビングにいたのです。



この日から
半年後、花ちゃんとは家庭訪問から教育センターに来ることができるようになったのです。



end



子どもの心に寄り添うこと
子どもと心が通じ合うこと
子どもの最善を考えられること


そらの会のカウンセリング講座や保育スーパーバイザーの講座で
様々な角度から学べることができます。


〜心豊かにある生涯学習として〜
〜自分自身へのプレゼントとして〜

そらの会 保育・子育てカウンセリング研究所


ーMISAー