娘からLINEが来て
クリスマス前にお孫ちゃんがクッキー作りに来ることになった。
何が嬉しいかって?
娘が子どもの頃
我が家ではクリスマスイブにクッキーを作ることが恒例だった。
もちろんそのクッキーはサンタさんへのプレゼントだ。
寒い寒い夜に
トナカイさんに乗って
世界中の子どもたちにプレゼントを届けて
サンタさんは大忙し。
サンタさんはね
クッキーが大好きで
枕元にクッキーを置いておいて寝ると
サンタさんがクッキーを見つけて
「わぁぉ〜! クッキーだ!! ありがとう!」
って言いながら食べてくれるよ。
そう話しながら毎年毎年クッキーを作った。
そのことを娘が覚えていてくれて
孫に引き継ごうとしている
そのことが何より嬉しい。
クッキーのお礼に手紙を枕元に置いて
朝目覚めると
プレゼントと共に
サンタさんからの手紙を嬉しそうに見せに来てくれる。
そして
いつか
その字は
”お母さんの字だ” ってことに気づくのだ。
そういえば
歯が抜けると
枕の下に置いておくこともよくやった。
そうすると
翌朝、枕の下にコインが置いてある
いつか
さまざまなファンタジーのカラクリに気づくのだ。
そして
こうして
孫に引き継がれていくことが
何より嬉しい
ーMISAー
ファンタジーのカラクリ