まだ、保育園の園長をやっていた頃
ふと立ち止まった本屋さんで片っ端から乳幼児に関する本を眺めていたとき
目が釘付けになった本と出会いました。
それは
「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」 ロバート フルガム
という本です。
約3cmくらいのあつさの本です。
すぐに手に取って中を開けてみると結構小さな字が引き詰めてある本でした。
そもそも今まで本は眠りにつくまでのものでしたなかったのに。
この本のそのあつみとあまりにも小さな文字に
『いったいこの本にはどんなことが書いてあるのだろう・・・』
『人生の知恵を幼稚園の砂場で?っていったいどういうことだろう・・・』
『幼稚園の砂場で何を学ぶんだろう・・・』
と。
結局、その日、一眼で立ち止まって惹きつけられた
「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」を買って帰り
家の本棚のど真ん中に並べ
それから何年もその位置を守り抜いたのです。
「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」というフレーズに惚れ込んで
きっと何か素晴らしいことが書いてあるに違いない、と眺めるたびに心躍らせ
何年も何年も大事に大事に本棚に飾られていたのです。
そして、今は保育士さんや園長先生向けの研修の中で
この本は、グループディスカッションのテーマとなって
本棚から立派に飛び出してきてイキイキとしているのです。
気になる方はどうぞ読んでみてください。
これの本のオチは、「崩れたケーキ」と同様、研修のときのお楽しみということで
なんだかワクワクしてきますね。
少なからず、幼児期の砂遊びは素晴らしく奥が深いということです。
保育士のみなさん、園長先生、保育のことについてたくさん話をしましょう。
何気なく日々子どもたちと砂遊びをしているときに
子どもたちがたくさんのことを学んでいることを知って
明日からの砂遊びの考え方や子どもたちへの言葉かけが、きっとキラキラ輝くものに変わると思います。
ーMISAー
「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」