「いつかとオバケは出たためしがない」という例え話があります。
「いつかまた!」「また今度!」とよく耳にしますね。
そう言っている(思っている)間は、「いつか」と「また今度」は決して実現しない
社交辞令のような言葉だと一般的に言われています。
さて、保育の現場では保育士さんが
「まっててね」「あとでね」
と子どもたちに言っている場面をよく見かけます。
「せんせい、だっこ」と甘えてきたとき
「まっててね」と優しく『答えている』けど『応えている』のかな?
子どもは、先生が抱っこしてくれるのを待ちながら
何か遊びを見つけて遊び出す子や泣いて抱っこを待っている子もいますね。
泣いている子もそのうち抱っこを諦めて遊び出す子もいます。
これでは「まっててね」も「いつかとオバケは出たためしがない」と一緒になってしまいますね。
子どもの心を育む保育は
「まっててね」の後
「おまちどうさま。まっててくれてありがとう」がセットの心温まる対話がいいですね。
そのときに“ギュッ”と抱きしめられる保育士になれたら
もっともっとあったかくて気持ちがいいですね。
保育所保育指針に「子どもと心が通じ合う保育」とあります。
今日もこの広い青空のもと「子どもとの心が通じ合う保育」を。
“いってらっしゃい”
ーMISAー