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感性の出発点

子どもの頃、毎月「なかよし」や「りぼん」を楽しみの読んでいました。
連載は苦手で、読み切りが好きな子でした。
なぜかというとひと月待たなくても1回でストーリーが完結するからです。

しかもその読み方には決まりがあって、必ず最後のページを確認してから読むのです。
「えっ」と思うかの知れませんが
最後がどうなるのかが、もう気になって気になって、心配で心配で
つまり最後のページを確認することは、ハッピーエンドかどうかを確認したいからなんです。
なぜならハッピーエンドだと安心して読むことができるからなのです。
そんな子でした。


せつなさなが残る童話があります。

「人魚姫」はなぜ王子様に「あなたを助けたのは私です」と伝えず海の泡となったのかな。
「泣いた赤鬼」の赤鬼は村人と仲良しになったけど親友の青鬼くんを失ってしまった、こうするしかなかったのかな。
「幸せの王子」は、ツバメに自分の体の宝石や金粉を病気や貧しい家庭に届けてもらって
最後はボロボロになってみんなに「きたない」と言われ、凍えたツバメと一緒に捨てられてしまいました。

ハッピーエンドにならなかったのですね。
「ごんぎつね」や「マッチ売りの少女」も。


「カウンセリング講座」では、自分の感性の出発点をたどってみる時間
今の自分の価値観や保育観、子育てで大事にしているものなどを見つけることができる時間です。

ぜひ、自分の心の中を丁寧にたどっていける大切な時間を自分へのプレゼントに。

ーMISAー