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ベイシックエンカウンター

カウンセラーの単位取得の中に
「ベイシックエンカウンター」があります。

これから離す内容は
私が初めてベーシックエンカウンターと出会って
ベーシックエンカウンターって何かを
ひたすら追求していた時代のエピソードです。


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朝9時から夜9時までの演習で
集中合宿もしくは土日コースがあったので
通いの土日コースを選択しました。

初日・・・
10人のグループが
円になって座って
何のテーマもなく
世話人というカウンセラーがひと言
「では、はじめましょうか」
と言って目を閉じてしまいました。

たぶん始まったのだと思いますが
誰も何も話さず
5分、10分、15分と時間が過ぎていき

『え? この時間は何? 
 みんな今、どんなこと考えているのだろう?
 このまま黙っていいのかな?」

周りに気づかれない程度にチラッチラッと様子を見て

『えーい
 こうなったら話してみようじゃないか」


思い切って
自己紹介を始めたのです。

「はじめまして、MISAです。
 今日は千葉から来ました」

この先の自己紹介は
一般的に趣味の話や家族のこと
思いつくままに5分くらい話をしました。

話終わった瞬間

他の参加者がこういったのです。


「私はこんな話を聞くために参加したのではありません」

 

と。


『えっ!?」


えっ!?

えっ!?

私は、何か場違いな話をしてしまったのだろうか
どうしよう
みんなもそう思ったのかな


すると別の参加者が

 

「私は、今のようなことを言われたら萎縮してしまって
 この後怖くなって何も話せなくなってしまうかもしれません」


この言葉に救われた気がした。
”ありがとう”って思ったし
胸のつかえが降りたような気がした。
本当に救われたのだ。


でも、その後はまたしばらく沈黙で


結局、この日は夜9時の終了までひと言も話せなかった。


6ヶ月間の土日コースのA朝9時から夜9時までの演習中
ついに1回も話すことはなかった。


毎回、帰りの電車の中で『何やってるんだろう」と思いながら。


結局、その後
このグループは一体何をやるグループなのか
納得するまで通ってやる と思って



3年間、「ベーシックエンカウンター」をの演習を取り続けたのでした。



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ーMISAー