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アサーション②

昼間の月を空を見上げて見つけたことがありますか?

今日は、水色の空に白い雲がちょっとだけぽかぽか浮かんでいる空でしたね。
そんな空にもう少しで半月になる月が白く姿を見せていました。

さて、今日は電車の中で出会った親子のエピソードの続きです。
そして、子どもの心を壊さず、子どもの心を育むアサーションについて一緒に学んでいきましょう。

その前に、親子の会話をもう一度確認しておきましょう。

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男の子)「ママ、みて、でんしゃだよ!」
 ママ)「しっ!」

男の子)「ママ、みてみて、またでんしゃだよ!!」
 ママ)「しっ!!」

男の子)「ママ、みてみて、ほらでんしゃだよ」
 ママ)「何度言ったらわかるの!!
     もう、静かにできないのだったら次の駅で降りるからね!!!」

男の子)泣き出す

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〜心を育むアサーション〜

男の子)「ママ、みて、でんしゃだよ!」
 ママ)「ほんとだ、電車がきたね」
男の子)「うん!」

男の子)「ママ、みてみて、またでんしゃだよ!!」
 ママ)「また、電車がきたね。すごく早いね。電車が来てすれ違うとなんだか楽しいね。
     次に電車がきたら、他のお客さんも乗っているから、ママにこっそり内緒で教えてくれる?」
男の子)「うん、わかった!」

男の子)「ママ、みてみて、ほらでんしゃだよ」(ママの耳元で内緒話で)
 ママ)「うん、電車だね。内緒で教えてくれてありがとうね」
男の子)「うん!」

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男の子は自分の感動したことをお母さんがわかってくれたことで大満足ですね。
お母さんは、男の子の思いを受け止めて、お母さんの思いも伝えていますね。
そして、内緒話というスキンシップも加わって。

男の子の満足そうな笑顔と親子の微笑ましい場面が目に浮かんでいたら嬉しいです。
同じ電車に乗っていたら思わず笑みがこぼれますね。

日常にあるふとした場面で
ほんのちょっとだけ子どもの心に寄り添って受け止めて、子どもの世界に付き合って
その後に、お母さんの思いも伝えていく。
これがアサーションですね。

”相手を尊重しながら自己主張もする”

そんなアサーションを子育てや保育に活かしていけたら
子どもたちは「自分の思いを大切にしながら、周りの人の思いも大切できる」ようになりますね。
きっと。

※「アサーション」のスキルは、NPO法人そらの会 保育・子育カウンセリング研究所の
 「カウンセリング講座」で様々な場面のロールプレイングを通してアサーションスキルを一緒に身につけていきましょう。
 
ーMISAー